レインボーねっと 第2号 2004年12月

副院長のごあいさつ

副院長 重盛 廉

2004年10月に地域連携室を立ち上げ、「レインボーねっと」なる冊子や病院案内を近隣の病医院にお届けを開始して早2ヶ月が経過しました。
急に反響があるわけもないと思いつつ運営を開始しましたが、入院の紹介やまた転院先への紹介や院内各部署との連絡やらで連携室担当者は意外と忙しいようです。
226床の総合病院で療養病床なし、50人を超える医師、平均在院日数は20日以下を維持していますので、従来個別に対応していた内外の連携を地域連携室の担当者に集中させたわけですから忙しいのも当たり前かもしれません。
近隣の先生方からは、紹介等については地域連携室直通の電話の設置で病院の代表電話にかけるより医師に繋がりやすくなった? 紹介しやすくなった?との声もちらほら聞こえてきています。
わたしはリハビリテーション科・整形外科を担当していますが、市の整形外科医会に出席すると「甲突川以南では、いざと言う時の紹介先は生協病院しかないからよろしくな」と声をかけられます。市立病院をはじめとして市街地や甲突川以北の病院の診療機能に学ばねばならないことも多いと感じながらも、鹿児島市南部の総合病院の整形外科としての、地域における役割とそれに対する周囲からの期待をいつも再認識させられます。
現在は研修医を含め5人(2006年6月現在は6人)の整形外科医で仕事していますが、最近感じるのは、紹介の入院をお受けするより、退院や転院先を決めることの方がよりエネルギーが必要ということです。
紹介もお受けするが、しっかり治療したのち、地域の医療・福祉のネットワークとの連携で治療・療養が進むことがより重要だと痛感しているところです。
今年度は救急外来も拡張し、救急搬入件数も少しずつ増えてきています。また、当院では臨床研修病院として、義務化元年の1年目研修医6人も救急室や各病棟でローテーション研修中です。医師や医療スタッフの教育研修にも力を入れ、職員一丸となって地域に信頼される病院をめざしたいと思います。

MDCTのご紹介
診断に迷う時、病変の詳細な情報が欲しい時、
16chMDCT(Multi Detector CT)は価値ある画像を提供します。
放射線部技師長
隈元 満広

平成16年12月に当院に導入された最新型マルチスライスCT(MDCT)をご紹介します。
MDCTはわずか0,625mmのスライス厚で16断面同時データ収集が可能になったことにより、これまでは得られなかった3D画像やMPR画像(多断面再構成画像)など、多彩な臨床価値の高い画像が得られるようになりました。低侵襲性で短時間ですむため、患者様にとっても非常に有用な検査といえます。
脳神経領域では頚動脈、頭蓋内動脈を、循環器領域では3次元画像で冠動脈まで描出できます。その他にも大動脈解離、大動脈炎、下肢静脈血栓、小児の心血管奇形、心房中隔欠損、ファロー四徴症、大動脈開存などの診断に有用です。
また、形態の複雑な骨、関節の外傷、脊椎疾患、耳小骨、蝸牛などの3D表示、びまん性肺疾患、腫瘍性病変、心大血管病変の微細な描出など、整形、耳鼻科、呼吸器領域にも有用です。肺野ではより薄い条件の撮影で質の高い画質が得られます。
このように、MDCTはこれまで不可能だった病態、疾患の診断に大きな力を発揮し、多彩な画像表示は患者様への説明の際も有用となると期待しています。

地域の医療機関の皆様と患者様にご活用して下さることを願っています。

米国GE社製 LightSpeed Ultra16
臨床研修のご紹介

厚生労働省指定 臨床研修病院として、現在6名(2年目3名、1年目3名)の研修医が、下記の病院群の中で2年間の研修を行っています。
専任指導医の配置や指導者養成講習会の受講など、研修指導体制の充実にも力を入れています。

<鹿児島生協病院 初期臨床研修病院群>

管理型病院 総合病院鹿児島生協病院
協力型病院 財団法人慈愛会 谷山病院(精神科)
財団法人慈愛会 奄美病院(精神科)
国分生協病院
協力施設 愛育会 愛育病院(産婦人科)
谷山生協クリニック
鴨池生協クリニック
奄美中央病院
徳之島診療所
南大島診療所
介護老人保健施設せとうち
特別養護老人ホームにじの郷たにやま

 研修方式は2年間のスーパーローテート研修でたすきがけ方式で行います。
入職後、2ヶ月の医師導入期研修を経て、各科ローテート研修を開始します。平行して、救急外来、当直、在宅などの課題別研修を進めます。奄美大島の病院・診療所や介護老人保健施設、特別養護老人ホームなどでの地域保健医療研修が特徴の一つです。
※ 詳細は「研修プログラムの概要」のページをご覧ください。

2004年入の研修医 2005年入の研修医 2006年入の研修医
診療科レポート① 産婦人科
スタッフは全員
助産師です!

当院の産婦人科は総合病院の開設にあたり1989年11月に再開され、1992年1月より産婦人科医師2人体制となっています。診療内容は産科を中心とし、婦人科疾患、更年期障害などにも力を入れています。
産科では当院循環器科、腎内科、糖尿病内科との連携による合併症妊娠なども扱っています。
また新生児管理の研修を行った小児科医も複数いるため、妊娠9ヶ月後半の未熟児出生にも対応し、分娩時には必ず小児科医が立会います。そしてスタッフが全員助産師であることも特長です。
婦人科では良性疾患が主ですが、救急対応なども行っています。紹介患者も院内にとどまらず、近隣他科医療機関からも徐々に増えています。

※当院産婦人科については「産婦人科のページ」をご覧ください。
健診事業部のご案内

年約1万人の働く人々の「生活習慣病予防」と「疾病の早期発見」のお手伝いをしています。専任の医師、保健師、看護師、事務が担当しており、快適・迅速・わかりやすさを心がけています。12社30事業所の産業医として健康管理を行っています。

<健診内容>
*定期健康診断Aコース 2,625円(労働安全衛生法)
*定期健康診断Bコース 6,090円(   〃   )
*半日ドック   31,500円(組合員 21,000円)
*一泊二日ドック 52,500円( 〃  42,000円)
*一般健康診断
雇入れ時健診、定期健康診断、特定業務従事者健診
*特殊健康診断
じん肺、有機溶剤、鉛、電離放射線、特定化学物質、高気圧業務
*行政指導による健康診断
VDT健診、騒音健診、腰痛健診
*その他
政府管掌保険生活習慣病予防健診
労災二次健診

<オプション検査>
*乳がん検診 *子宮がん検診
*胃カメラ、胃透視 *心電図
*腹部エコー *呼吸機能 
*眼底カメラ(両眼) *頭部CT *頭部MRI
*前立腺検査(PSA) *便潜血(2回法)
*便細菌検査 *骨塩定量(CXD法)
<2003年度実績>
事業所健診   8,017名
外来ドック    1,454名
入院ドック       14名
政府管掌保険健診 473名

※健診についての詳細は「健診事業部のページ」をご覧ください